0点を一気に100点に出来ないもどかしさ/株式会社パルコーポレーション


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社員もいっぱいやめているんですよ。
一番の失敗は、創業を一緒に頑張ってくれた社員が心の病に倒れたことです。頑張ろうね、頑張ろうね、と励ましあいながら仕事に打ち込んでいるうちに、その過酷さに耐えられなくなってしまったんです。
当時は業績も右肩上がり、給料賞与も沢山支給していました。
私達二人は一日中現場に入っていましたし、夜は帰ってきたみんなのユニフォームをコインランドリーで洗濯し、バスも電車も無いですからみんなを車で送って行けば夜中の1時2時です。そんなことを2年ぐらい続けていたら心身ともに疲れ果ててしまったんですね。
それが一番の失敗です。
今、会社があるのはその人のお陰なんだけど、私はその人に何もしてあげることができなかった。
元気になって別の仕事で働いているのですが、ずっと罪悪感がありますし、これからも消えないでしょう。

あの頃の経営者としての私は0点でした。
でも、経営しながら0点の状態を一気に100点に持って行くことって出来ないんです。それがもどかしいですね。
17年前のあの頃とくらべると、今は社員が10名います。事務所も広くなって、取引先も増えました。じゃあ社員は100%満足しているかというと、まだまだそうでないと私は思っています。
より良い企業にするために色々勉強会で勉強しますけど、すべて身についているかというと100%実践出来てはない。でも学ばないと1%もできていないのでは、0点のままでずっと行ってしまうのではと思っています。

人間は狡いもので、自分の悪いところも他人のせいにしてしまうじゃないですか。社員は使い捨てで良いのでは、昔の自分にはそんな悪い心もどこかにあったかもしれません。
17年間でいろいろな方々と会い、厳しい事を言ってくれる方がいました。
やはり先ほど言ったように100点に一気に行くようなことは出来ないです。生きているうちに出来るのかどうか、とも思います。でもそれに1歩ずつ、少しずつ近づけていくような努力をすることが大切なんだろうなと思います。