長時間より10分の面談を沢山しよう。/株式会社現場サポート(前編)


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株式会社現場サポートは建設業向けに、業務管理やコミュニケーション促進のためのソフトウェア開発を行っている会社です。
自社で企画開発から販売までをこなし、創業以来赤字ゼロ、一部の地域では80%以上という高いシェアの商品を持っています。
また社員満足度と顧客満足度も非常に高い会社でもあります。
お客様にITを駆使したコミュニケーション促進の提案をしているだけあって、社内でのコミュニケーション量は圧巻。
「コミュニケーションは質より量」と言い切る株式会社現場サポートの代表取締役福留進一さんにお話を伺いました。

2ヶ月に1回、全社員一人ひとりと10分づつ面談。

−以前お話を伺った際、とにかく社内コミュニケーションの量がすごく多いなと思ったのですが、実際どれくらい取られているんでしょうか。

福留:うちは全部、コミュニケーションとして行う事を経営計画書に書いてあるんですよ。もちろんこれ以外にも色々行っているんですが、仕組みとして行っているのは毎月の所属長の面談、2ヶ月に一回の社長面談、ありがとう掲示板、年4回の層別懇親会ですね。社長面談はちょうど今月なので、明日も10人位やりますね。

−社長面談は2ヶ月に一回、全員がするんですか!

福留:2ヶ月に1回、全員10分づつですから300分ですね。社員が社長にアポを入れますので、さっきも「今週金曜日空いてますか」って。

−社長面談は何を話すんですか?

福留:この10分間は完全に社員のもので、なんでも良いので社員の話したいことを話してもらっています。ストップウォッチで計測しながら10分経ったら終わりなので重要な事から話して、と言っています。最近の動向を報告するものもいれば、プライベートな悩みを話す人もいます。
一つルールがあって、上司を必ず同席させています。理由は社長と上司の話が食い違うとおかしなことになるということ。上司がいると建設的な意見になるからです。

ありがとうを言うから感謝の念が出る

福留:それから『ありがとう掲示板』という取り組みをしています。他の人にしてもらった事に対して感謝の言葉を送る掲示板がグループウェア上にあるんですが、これは業績の評価につながるんです。
誰がいつありがとうを言っているかが見られるようになっていて、月別ありがとう投稿数も把握しています。

−言われた方だけでなくて言った方も評価されるんですね。

福留:社員には1ヶ月には1かい必ずありがとうを送るように言っていて、実行した人はプラスに査定されます。
この取組の基本的な考えは「感謝しているからありがとうという」のではなく「ありがとうと言うから感謝の念が出てくる」なんですね。まず行動ありきで気持ちが変わってくる。
私自身、以前はすごくギラギラしていたんです。営業結果をすごく追求する「えげつない」人だったのですが、ありがとうを意識して言うようになってから考え方が変わってきました。なので自分自身体感してよかったものは会社として強制しようと思っています。
−コミュニケーション促進というのはどちらかと言うとふわっとしたイメージなのですが、現場サポートは仮定に基づいた実施を行っていて、ロジカルな取り組みをしている印象を受けます。そして社長自らがかなりコミュニケーションのために動かれている。

福留:コミュニケーションの時間を取り持つというのは社員に対する社長のコミットですから。社長が月2回全員と面談を行うと経営計画書に書いていてやらない訳にはいかない。決めたことを社長がやると言う事を見せるとみんなも決めたことをやるようになります。

−2ヶ月に1回の飲み会もルールで決まっているんですね。

福留:飲み会も2ヶ月に1回行っているんですが、うちは層別懇親会というルールでやっています。まず前提として飲みたい人飲みたくない人がいる。それから上司がいると絶対部下は話しづらい。それをなるべく排除しようということで、経営幹部層、新人層、というような横の層に分かれて飲み会を行います。
いちおう会社行事なので飲み会の報告などもあるんです。まあ何を食べたかくらいなんですが(笑)。
社長は全部の層ごとの飲み会に全部参加します。そしてお金を一人頭2000円払って、1時間で帰ります。あとは層の人達で楽しんでもらう。そんな感じなので一日2件が限界ですね。
2次会に関しても強要するのは禁止と言うことでこれもきちんと書いてあります。

 

※後編は5月28日(木)に更新です。

企業名株式会社現場サポート
創業2005年8月11日
事業内容建設業向けパッケージソフトウェアやクラウドサービスの企画・開発・販売・サポート等
所在地鹿児島市西田2丁目28-6アスカⅡビル2F
電話099-251-9971
代表代表取締役 福留 進一
従業員数30
URLhttp://www.genbasupport.com/